永野のりこの作品は好きです。
『みすて・ないでデイジー』は、ヒロインが『デイジー』と呼ばれる根拠を「2001年宇宙の旅」に求めたという点から衝撃的で、気に入りました。(アニメ版は版権上無理なのでしょうが、これに求めていない点で物足りない)。
他に好きな作品はというと、やはり『GIVE ME(くれくれ) たまちゃん!』は外せません。これは本当に何回も読みました。実は最初に出た単行本では、もり子の正体が分かるエピソードが割愛されていたのですが、前後のエピソードの描写から突き止めてしまったほどです。
もう1つだけ特に印象深い作品を示せというのなら、「ちいさなのんちゃん」です。オタクの子育てコミックという感じでしょうか。愛情の深さが良く分かりますが、立派なオタクに成長したらしいことが作中で示唆されているのも可愛いところです。
……でだ。
ここからが本題。
昨夜、何気なく関係ない検索をしている時に知ってしまった衝撃の事実。
永野のりこより
上記の彼女の子供はオタク系バンド「Little Non」のボーカル、ノゾミとして活躍。産経新聞火曜日に連載されていた子育てエッセイ漫画『ちいさなのんちゃん』の主役でもある。
なんですと!
よりによって、オタク系バンドのボーカルですと!
『みすて・ないでデイジー』も本来は社会復帰バンドをやる話だったし、永野のりこはそれ系の話題も好きだと分かっていましたが、その娘がオタクとバンドの双方を満たすような活動をしていたとは……。
かなりショック (笑。
うーん、つまりね。
架空のキャラクターに何かを託す時代ではなく、「私」が何をやってみせられるかが問題になる時代になってきたのかな?